どうも。
マンガ大好きブロガー、こぼりたつやです。
私、オタクって才能だと思うんですよ。
対象はなんでもいいです(人の迷惑にならなければ)
『オタク』って自負できるくらい物事にハマれるって、本当にすごいなぁと昔から思ってます。
ここで大事なのは『自負できる』ってことなんですよ。
他人から言われる『オタク』という言葉は、比較的軽いことが多いので。
私もよく言われるのですが。
大人がインドアな趣味をオープンにしていると、もうそれだけでオタク扱いされるんです。
オタク舐めんなと。
私もインドア趣味を持つ凝り性ではありますが、オタクの域までは行けてない。
これは決して「おれはオタクじゃない!そんな目で見るな!」みたいなことではないですよ。
むしろ憧れてますので。
これはですね決定的に、私の趣味へのハマり方があと一歩か二歩くらい足りてないのです。
五段階評価で5〜1000がオタクなら、私はどの趣味も軒並み4。
もちろんこれは自己評価。
なのでオタクを『自負』することが出来ないのですね。
本当に、何が足りないのかなぁ。。。
その点、

この本の主人公『つづ井さん』をはじめとする愉快な仲間たちは素晴らしいです。
圧倒的な熱量!
見事なまでの行動力!
真剣に趣味と向き合うその姿、本当にカッコいいです。
BLを始めとするマンガ・アニメにどっぷりとハマるつづ井さん御一行。
彼女たちのオタク生活を綴ったコミックエッセイなんですけどね。
めちゃくちゃ面白いです。
声出して笑います。
発想、行動、発言、思考・・・
その全てにホンモノを感じますので、やっぱり自分の無力さを痛感します。
「おれはこの領域まで行けてない」って。
もちろん私はBLは読みませんので、別の趣味なんですけど。
つづ井さんたちを見ていると、自分の趣味に対する向き合い方が中途半端に感じてしまうのです。
でも、だからこそ面白い。
「こんなこと考えてるのかよ!」とか、
「そんなことするのかよ!」とか。
とても私の発想では及ばないような楽しみ方を、日々平然とやってのけているのです。
1話大体3〜4ページくらいの短編エピソードが多いのですが。
中でも特に印象深いのがですね。。。
ある日、主人公のつづ井さんが街で高校球児たちを見かけます。
そして彼らが持っているエナメルバッグに、女子マネージャーのお手製と思われる『お守り』がついていることに気がつきました。
そして、こう思います。
私も作ろ・・・
なんで今まで気付かんかったんやろう
絶対部活系のマンガの子たち
あれ持ってんじゃん
絶対お守りマスコット
エナメルバッグについてんじゃん
うわー絶対作る
マネージャー面して
めっちゃ心込めて作る
作ってる間、私は
マネージャーになれる
なにこれ??www
どうやったらこんな最高の発想に辿り着くのか。
凡人には全く理解できません。
そしてオタク仲間のオカザキさんと一緒に作り始めるんですけど、これがまあ面白い。
趣味・・・というより妄想とは言え、オカザキさんは一切妥協を許さないスタイル。
つづ井さんを叱咤しながら実際のマネージャーであるかのようにお守りを作っていくのですが。
その様子は、是非とも実際に読んでいただきたいです。
私が買った、

この『まるごと腐女子のつづ井さん』は、腐女子のつづ井さん1巻〜3巻までをまとめたものなので結構なボリュームになってます。お得。
つづ井さんと私では、性別も趣味も年齢も環境も違いますが。
『自分の好きなことに没頭している時こそ楽しい』と思う感覚は同じです。
社会も仕事も環境も人間関係も、全てを忘れて趣味に生きる時間がどれだけ幸せなことかを知っています。
とは言え世の中には、そんな我々を揶揄する人がいるのも事実。
この本を読んで嘲笑したり、もしかしたら嫌悪すら抱く人もいるかもしれません。
でもねー。
どうでもいいんですよ、そんなこと。
だって楽しいんだもん。
自分が楽しければそれでいいし。
その楽しさを同じ趣味を持つ人と共有できれば、それこそますます幸せだしね。
趣味でもなんでも、ハマれる人は強いです。
ホリエモンもそんなようなことを言ってました。
とにかくハマれ。夢中になれって。
冒頭で書いたことに戻りますと、私はまだそれが足りないんですよね。
何をやっても五段階評価の4止まり。
だからこそ「そこまでやるのか!」と思わせてくれる、つづ井さんご一行に羨望の眼差しを送りながら読んでいたのです。
そんな尊敬の念を込めながら、この本をオススメさせていただきます。
気になる方はコソコソと読みながら、共感できる部分を探してみて下さいね。
それではでは、こぼりたつやでした。