【熱海旅日記 その16】ジャンクフードファイター VS 達筆で書かれた御献立

懐石料理というものを知らずに生きてきました。

ちんけなイメージや先入観からなのか、気がついたら自ら避けるように。

 

いや、避けることすらなかったかもしれない。
そもそも私が歩んできた道にはなかったもの。
懐石料理の好き嫌いを口にする資格すら無い人生。

 

母が食に対して本当にしっかりしていた人で。
今思えば、とても良い環境にいた子供でした。

『食育』なんて言葉は無かった時代ではありますが。
その頃からもうすでに、食の大切さを教えてくれようとしていたのかもしれません。

 

だからこその、ジャンクフードへの憧れ。

 

高校生になり、大学生になり。
自分のお金で食を楽しむことが増えるのと比例して増えていったのが、ジャンクフードの摂取量。

 

コンビニ、ガスト、スタ丼、スタ丼、バーミヤン、バーミヤン、バーミヤン、バーミヤン、サイゼリヤ、バブリシャス、サイゼリヤ、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、バブリシャス、ジョリーパスタ、サイゼリヤ、バブリシャス、びっくりドンキー、びっくりドンキー、カール、スタ丼、ラーメン、スタ丼、サイゼリヤ、バーミヤン、カラムーチョ、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、ペヤング、、、、

 

ペヤングが異常に多いのは、大学のそばにあった行きつけの雀荘『天狗』でよく食べていたから。

朝の開店と同時に入って、23時の閉店まで2〜3食ペヤングなんてこともあったくらい。

そんな私が、高級旅館で懐石料理。
これは事件です。
自分でも驚いております。

 

テーブルにつくと、何やら『書』が置いてありました。

 

 

達筆過ぎて読めねえ。

 

漢文かな??

 

あ、あれだ。

 

諸葛亮孔明が書いた『出師の表』。

 

劉禅のクソガキ、本当に腹立つ。

 

でも平仮名もあるし。

違うかな。

 

それならあれだ。
坂本龍馬が書いた『船中八策』。

 

 

いや、違う。

よく見ると名前が書いてあった。

 

 

諸澤保和さんが書いた『和悦秋分の御献立』だったわ。

 

何それカッコいい!!!

 

和悦秋分!!!

 

言葉の意味はよくわからんが、とにかく凄い高級そう。

 

保和、負けてない・・・!

孔明にも龍馬にも負けてない・・・!

 

達筆保和とは真逆の場所にいる、世界トップクラスで字が下手な私がこの書を読み解く限り。

・ハンバーグ
・しょうが焼き
・ペヤングソース焼きそば

この辺りが献立に含まれていないことは分かりました。

 

さてさて、人生初の懐石料理。
一体どんなものかな。

保和のお手並み、とくと拝見。

 

 

続きはこちら。

【熱海旅日記 その17】たまにはこうして懐石料理を食べて、ほんの少しだけ立ち止まってみたいよ