コミュニケーション・接客

潰れまくる飲食店。生き残るためにはどんな店にすればいい?

どうも。
ブロガー兼ホルモン屋、こぼりたつやです。

 

飲食店は2年以内で50%が潰れる

こんなニュースを見かけました。

[memo title=”MEMO”]2017年の国内企業の倒産件数は8376件で、8年ぶりに前年を上回った。飲食店の倒産が2000年以降で最多となり、全体を押し上げた。長引く個人消費の低迷や人手不足による人件費の高騰が経営の重しになったようだ。[/memo]

要するに。
2017年、色々な企業が倒産しちまったな。
中でも飲食店がたくさん潰れたぜ。

ってこと。

 

うーん。
寂しいものです。

てかまあ、最初から”そういう職業”ってのは理解してるつもりではありますけど。
実際にこうして数字を出されるとね。
やっぱり思うことはあります。
普段は何も考えてないのに。

 

とにかくよく目にする資料?で。

飲食店は2年以内で50%が潰れる。
さらに5年以内で70%が潰れる。
そして10年以内に90%が潰れる。

こんなのがあるんですけど。

 

めちゃくちゃ恐ろしいですね。
改めて見ると。

2年以内で50%って。

 

あたくし6年目真っ只中ではありますが。

 

このデータ、知らなかったです(笑)

 

5周年の時にお客さんから聞かされまして。
「え!?そうなんですか??」と。

幸せなやつです。

 

しかも2017年の飲食店閉店数が2000年以降最多ってことは、このデータよりも増えてるってことでしょ。あー怖い怖い。

 

でもね。

どんどん潰れると思いますよ。飲食店。
特にお酒を扱う居酒屋とか。
もちろんうちの店も含めて。

とにかくお酒を飲む人自体どんどん減っていますし、飲む人でも家飲み派が増えてる。

 

さらにはイートイン。

ホリエモンさんが前からしきりに仰ってますけど、これ急速に進んでますからね。

今話題のストロングゼロでも2〜3本買って、美味しいコンビニの惣菜でもつまみに飲めば。それでもう事足りるでしょ。

普通に1000円台で済むしね。

 

生活の一部から高尚な趣味へ

居酒屋って、昔から生活の一部でした。

人が集まれば飲みに行こう。
仕事の話するなら飲みに行こう。
お疲れさんで飲みに行こう。

なんかあったら飲みに行く。

 

でも今は違います。
基本が「飲みになんか行きません」スタイル。

 

先日同級生と飲んだ時に各職場の実情を聞きましたが、

【仕事終わりに飲みに行こう→拘束時間を増やされてる】

本当にこんな感じなんですって。だからもう誘えないみたい。

 

「わー!本当にそうなんだー!ネットニュースで見るやつだー!」と。

 

恐らくですね、我々飲食店経営者はまだまだ実感が湧いてない人が多いと思うのです。

「なんだかんだで大丈夫」

こう思ってる人がたくさんいるはず。
私もそうでした。

 

というのも私を含めた飲食店側は、飲みに来て下さるお客さんと毎日顔を合わせているので実感が薄いのです。

 

でも気が付きました。
多分、、、大丈夫では無い気がする。

 

いや、、、絶対ヤバい。

 

 

なぜ気が付いたのか。

それは、私自身です。

 

最近ね、全然外で飲んでないんですよ。
前は仕事後や休みの日とか。
ふらっと飲みに行こうって思ったものですけど。
最近は全然です。

 

理由は簡単。

家で飲んだ方が安いから。

 

今年で40歳。
飲みに行くの大好き。
居酒屋さん大好き。

そんな私がそうなんですから。
私よりもお酒に対する執着が薄いであろう若い人たちならなおさらです。

コミュニケーションもスマホで十分。
居酒屋で居合わせた人と喋るって、楽しいけど当たりハズレもあるし。面倒くささも生じます。

でもスマホは楽。
好きなこと出来ますからね。

 

先述のイートインと合わせまして。
「安く済むから」で考えられたら、我々飲食店はどうやっても太刀打ち出来ません。

「とりあえず飲みに行くか」は遠い昔の話で。
これからは「店にわざわざ飲みに行く」という、いわば高尚な趣味となっていきます。

「なっていきます」では無いですね。
私の中では、もうすでになってます。

 

飲食店が生き残るためのシフトチェンジ

私は3年前から店の営業時間を短縮しました。

その時はとにかく周りから言われました。
「閉めるの早い」「もう閉めてる」「あいつ仕事してない」などなどなどなど。本当にもう言われまくりでした。

その時は私も周りの期待通りに、

「いやあ、あまり長く働くと疲れちゃうんで。てへへ」

みたいな”やる気ないキャラ”を演じて答えていたのですが。

 

その時から『わざわざ来てもらえる店』を目指すことにしたのです。

 

もうすぐ私の店の周りでは、大規模な再開発のようなものが始まります。すでに立ち退きを余儀なくされている店舗もあるのです。

たまたま私の店は引っかかりませんでしたが、今後のことを考えると何が起きても不思議ではありません。築年数も古いし。

そう考えると。
場所勝ち、営業時間勝ち、付き合い勝ちのスタイルに慣れきってしまったら。いざという時に潰しが効かない。

移転や新店舗の設立があった時には、いきなり“わざわざ足を運んでもらえる店”を立ち上げないと、とてもじゃないけど生き残っていけないと思うのです。

なぜならその時はもう完全に、外で飲むというのは高尚な趣味と化しているだろうから。

 

夜24時までだった営業時間。
今では2時間短縮して22時閉店。
ラストオーダーは21時半です。

お酒を扱う東京都の飲食店とすれば、ハッキリ言って短過ぎるくらいでしょう。

 

しかもここ2年で、同業の焼肉屋さんも他に2軒出来ました。普通ならありえないくらいの狭い範囲に3軒。

さらに焼肉店に限らなければ、駅の規模からすると考えられないくらい多くの飲食店が立ち並んでいるのです。

しかもどのお店に比べても、うちの店が断トツで場所が悪い。なんせ人通りが無い。

 

そんな中で。

 

過度な宣伝をしない。
割引券やクーポンを出さない。
過剰な接客接遇もしない。

そして他のお店よりも場所が悪いうえに、営業時間も短い。

 

さて、どこまでやれるか。

 

あくまでも

「あの店のホルモンが食べたい!肉が食べたい!」

という事だけで、お客さんを呼べる店にしたかった。

 

商品は武器です。

まずはこの力を信じたい。この武器を持ったうえで他の対策を練りたい。そうすれば場所が悪かろうが、営業時間が短かろうが生き残っていけるはず。

 

営業時間を短くする際、妻にも話しましたが。
理解してくれた時は本当に嬉しかったです。
さすが度胸が据わってます。

 

そしてそんな大胆な行動に出ることが出来たのは、言うまでもなくお客さんのおかげ。

多くの焼肉店・飲食店をスルーして、”へんぴな場所”まで来てくれるのを見てたらね。

「このお客さんたちを信じよう!」

と思うのは、なんら不思議なことではありません。

 

生き残るには「わざわざ」足を運んでもらえる店にすること!

今、私は西荻窪の某食堂に来ています。

前から来てみたかったお店。
寒空の下、開店30分前から並んでます。
冷え切って痺れる指先でこのブログを書いているのです。

このお店は昼のみの営業。
以前は夜もやられていたそうですけど。

 

これからどんどん減っていくであろう飲食店。
どうすれば生き残ることが出来るのか。
どうすればこのように、わざわざ足を運んでもらえる店になれるのか。

考えていかなければいけません。

 

そしてそれを実践する事こそが、今後の飲食業界で生き残るための唯一の道であり。

わざわざうちの店まで足を運んで下さってる、お客さんへの恩返し。

 

止まることなく伸び続ける行列。
先頭である優越感に浸りながら、そんなことを考えているのでございます。

 

なんとか踏ん張ります。

 

それではでは、こぼりたつやでした。

 

学ぶことが多かった串カツ田中さん。

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