飲食店

「とりあえず飲もう」は昔の話。 『飲みに行く』は 非日常的なこと。

「今日この後、一杯どうだ??」
「お伴します!」

このようなお決まりシーンも、今や昔。
『飲みに行く』という行為は物凄く敷居の高いものへとなってしまいました。

 

飲みニケーションはもはや死語

まあ『飲みニケーション』という言葉自体は、元からダサいのでどうでもいいのですが。

問題はその中身。

簡単に言いますと「酒でも飲みながらコミュニケーション取ろうぜ!」って事ですね。

会社員や大学生の中では当たり前とされていた行為なのですが、近年は否定的な見方をされることが多くなっております。

『飲みニケーション=悪しき風習』

このような認識が年々強まっているのです。

私もやっぱり何かあったら「飲みに行こう!」という世代でしたので、少し寂しい気持ちもありながら。

でも確かに言われてみれば、酒が入る度に先輩や上司から説教されるのもしんどいなぁという気持ちも分かります。

しかも勤務時間外にね。

もちろん、飲食店としては痛いですけど。

 

働き方改革でプライベート尊重

飲食店をやっていると、お酒を飲む人と接してばかりなので麻痺しているのですが。

某有名企業に勤めている友人の話を聞くと「とてもじゃないけど、もう部下を飲みになんか誘えない」という状況らしいです。

特に最近の『働き方改革』という言葉の広がりによって、その風潮は強まっております。

 

超簡単!働き方改革とは?
会社や企業のために無理して働くのではなく、もっと一人一人が楽しく元気にハツラツと働けるような社会にしようぜ!みたいなこと。

『会社より従業員』
『上下関係より個人尊重』
『付き合いよりプライベート』

これらが主流となりつつある考え方なので、将来的にはもっともっと広まって、これが基本になると思われます。

そんな流れが飲食店に及ぼす影響というのは、言わずもがなですね。

『会社帰りに一杯』なんて光景は世の中から消えてしまいます。

 

無駄な飲み会排除運動

SNSってご存知ですか?
(ソーシャルネットワークサービス)

言葉くらいは見たことがあると思うのですが。

簡単に言いますと、ツイッターとかインスタとかブログとか。皆さんが使われてるLINEなんかも実はそうです。

今の人たちはこれらを見事に使いこなしていまして。ネット上では活発に、様々なやり取りがなされているのです。

その中で声高らかに叫ばれているのが、

無駄な飲み会は時間の無駄だから参加するな!!

というもの。

こんな議論がされてるのはご存知でした?

まあ議論というか、すでに若い人たちの間では、ほぼ満場一致で可決してますけど。

すると気になりますよね。

「無駄な飲み会って、なに??」

ちょっとまとめてみました。

 

無駄な飲み会の特徴
・参加する意味がない
・付き合いでの参加
・会いたい人がいない
・惰性でなんとなく

 

こんな感じですかねー。

昔は何かあっても無くても『とりあえず飲むか』が基本だったんですけど。

もはやしっかりとした『目的』が無い限り、お酒を飲むという行為は選ばれなくなっているのですね。

それじゃあ若い人はそんなに時間を大事にして代わりに何をやっているのかって話ですけど。

きちんと『自分のため』に時間を使っているのです。それが趣味でも勉強でも。

若い人たちと話していると、その辺りの意識が物凄く高くなっているのをとても感じます。かと言って、きちんとした目的のある飲み会では本当に楽しそうに飲んだりもしています。

先日、私が参加させてもらった勉強会。
その懇親会でも20代〜40代までの幅広い世代が夕方から終電まで大盛り上がりでしたから。

やはり意味のある飲み会ならば、若い人も大いに飲んで盛り上がるということが分かりました。

 

最後に

『みんな飲まなくなってるよー!今までみたいに待っててもお客さんは来ないよー!』

これは分かりました。

そこで我々が考えなければならないのは、

「それじゃあ、どうする??」

ということ。

 

これは簡単な話で『あのお店で飲む』ということ自体を目的にさせてしまえばいいのです。

仕事帰りでも休みの日でもいいです。
自分の意思で、わざわざ足を運んでみようと思ってもらえる店づくり。

それが出来るお店こそ、飲みニケーションが排除された世の中でも生き残っていける。

その『わざわざ足を運ばせる理由』が、味なのか雰囲気なのか、コミュニケーションなのか人柄なのか。

それぞれ店舗ごとの強みを前面に押し出して行くことが、厳しい時代な中での集客へと繋がっていくのであります。