コミュニケーション・接客

声が出せない時の接客。声の大きさに頼らず元気に見せる方法

接客業は元気に大きな声でというのが基本ですが。

実は100%の大きな声を出すのって、

「いらっしゃいませー!」

「ありがとうございましたー!」

くらいなんですよね。

 

特にこのサイトは個人経営の飲食店に向けて書いてますので、そのようなお店でフルパワー大声をそう乱発されたらうるさくて仕方ない。

 

例えば、お客さんに呼ばれた時。

「すみませーん」

「はーい」←これ

もちろんお客さんに聞こえればミッションクリアなのですが、ただ聞こえるだけでは減点。

 

いくら近くにいるとはいえ、元気さが伝わる返事をしなければいけません。

そしてそれを声のボリュームだけで表現しようとすると、大き過ぎるので減点。
必要以上の大声は頭痛がします。

もちろん「元気=大きな声」というのは間違ってはいないのですが、それが全てというわけでも無いのです。

 

元気な声を演出する

目の前、1mの距離にお客さんがいると考えてください。

そのお客さんに元気な声で返事をするとなると、どうすればいいでしょうか??

 

大きさに頼ってはダメですよ。
なんせ1mですからね。目の前です。
普通に喋っても十分に聞こえる。

 

はい、正解は。

語尾に「っ」をつけるです。

 

「はいっ」

「かしこまりましたっ」

 

たったこれだけで、声量そのままでも声に張りが生まれるのです。

 

「でも小さい「っ」なんて、どう言えばいいのかわからないよ?」

「うん、そう言うと思った。でも大丈夫。それを意識するだけで声に張りは生まれるから」

 

私はこの章の見出しに『元気な声を演出する』と書きました。

演出。

この演出というのが接客においては物凄く大切なことなのです。

同じ言葉でも、それをどう演出して、他にどのような意味を持たせるか。

それを使いこなせると接客が一気に上達しますし、自分としても楽になるのです。

 

なので今回は『元気さ』を持たせる演出。

これを身につけてしまいましょう。

 

元気な声の演出方法を身に付けよう

小さな『っ』を付ける。

これはもう覚えましたね。

言葉をしっかりと切るというか、止めるというか。そんな感じ。

でもこの方法にはメリットとデメリットがありますので、ちょっと見てみましょう。

 

メリット
・簡単
・ハキハキ感
・誠実さ

デメリット
・堅苦しい
・人によっては重いと取られる
・長文には向かない

 

「あー!確かに!なんか堅苦しいと思ってたんだ!」

「そうでしょ(笑)」

「うん、なんか命令に従ってる感じ」

「『人によっては重いと取られる』というのがそれだね」

「自分もそう思うでありますっ!」

「そうそう、その感じがね(笑) でも使い勝手の良さは間違いないから。返事とかお礼とか、短めの一言の時には使うといいよ」

「はいっ!」

「それじゃ次のやつね」

 

表情を使う

「表情を、、、使う?」

「うん、言葉に合わせるって感じかな」

 

『元気な声』というのは接客の基本ですが、もう一つありますよね?接客業に欠かせないもの。

 

そう、笑顔です。

 

でも人の表情って笑顔以外にも色々ありますから、それを惜しみなく使っていくのです。

そうすることで、普通の言葉により大きな意味を持たせることが出来ます。

以下のやり取りを見て下さい。
もちろんお客さんは1m先の目の前です。

 

「すいません」

「はい(笑顔)

「これ、おかわりもらえますか?」

「あ、ありがとうございます(笑顔) 生ビールおかわりですね(笑顔)

「あと、何かオススメってある?」

「えーっと(考えてる風の顔)、ちょっと厨房に聞いてみましょうか?(微笑)

「ううん、店員さんのオススメ」

「え!私のですか!?(驚き)

「そうそう」

「え、どうしよう(考えてる風の顔)

「これが好き!みたいなのあるでしょ?」

「しいたけって食べられますか?(心配)

「うん、好きだよ」

「よかったー!(安心顔)それならコレがオススメです!(笑顔)

「じゃあそれ1つもらおうかな」

「あ!ありがとうございます!(笑顔)

「確かにしいたけ嫌いって人、わりと多いもんね」

「そうなんですよー(ちょい怒り)あんなに美味しいのに、ねえ(首を傾げて同意を求める)

 

 

「どう??」

「す、、、すごい。」

「使える表情ほとんど入れてみたからね。」

「でも、わりとよくあるやり取りかも。」

「そうでしょ?接客の表情って笑顔の印象が強いけど。他の表情も使えるの。」

「確かに。特に「しいたけって食べられますか?」の心配顔は見事。」

「からの「よかったー」の安心顔ね。」

「すごいコンボ(笑) でもこれ、、、ちょっとだけあざとい気がするのは私だけ?」

「お、いいところに気づいたね。それじゃあメリットとデメリットを見てみよう。」

 

メリット
・普通の声量でも好印象を与えられる
・お客さんとの距離を縮められる
・男女問わずに使えるけど『女性店員→男性客』への効果は特に絶大

デメリット
・難易度が高め
・人によっては馴れ馴れしく取られる
・やり過ぎるとお客さんだけでなく、スタッフ内からも引かれる可能性あり

 

「ほらやっぱり(笑) あたしちょっと引いたもん」

「上のやり取り、若い女の子がやってるの想像してたでしょ?」

「うん。しかも可愛い感じの。なんかもう、あざとくてムカつくー!って思ってた(笑)」

「その恐れもあるんだよねー。ちなみに、上のやり取り。やってるの私だから。」

「え??40歳のおじさん店員が??」

「年齢を言うな(笑)でも、全然やるよー。てかもう一度見直してみて。誰がやっても普通なんだって。」

「・・・本当だ。確かにどんな店員さんがやっても不思議じゃないかも。」

「でしょ?」

「でも、これ身に付けるのって相当難しいよね。」

「うーん、、どうだろう。でもまあ、それについては長くなるのでまた別の機会に説明するよ。」

 

語尾上げ語尾伸ばし

「これが最後の3つ目。語尾上げ語尾伸ばし。」

「いらっしゃいませ〜!↑どうぞご覧くださ〜い!↑のやつだ!」

「そうそう(笑) 早い話が柳原可奈子だよね。」

「それww」

「でもこれ、私としてはあまりオススメしないかなー。」

「そーなんですか?」

 

繰り返しになりますが、このブログは個人経営の飲食店向けですので。

年配のお客さんも多いと想定致しますと、あの柳原可奈子感が好印象を与えるとは思えないのです。

確かに見かけるんですよ、語尾上げ語尾伸ばし接客。アパレルショップだけでなく飲食店でも。

もちろん元気な印象は受けますし、その効果も含んでいるというのは分かりますけど。

 

うーーーん。

 

世のおじさまにはどうでしょうかね。

「なんか柳原可奈子みてえだなぁ」

なんて、そのままずばりイジられるのが目に見えます。

なので『客層次第』という事にしておきましょう。

 

最後に

接客業においての声は、大きさだけじゃないってことが分かっていただけましたでしょうか。

今回のポイントをまとめてみましょう。

 

大きな声を出さずに元気さを演出する方法

・語尾に小さな『っ』を付ける
・言葉に合わせて表情を使う
・語尾上げ語尾伸ばし(当サイトでは非推奨)

こんな感じですね。

これが出来たら完璧。

少ないですけど、組み合わせると一気に接客の幅が広がりますので。

是非とも、やってみて下さいね。

 

柳原可奈子は非推奨です(笑)