「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」は、プロレスファンなら読むべき名著!

どうも。
プロレス大好き、こぼりたつやです。

「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」

 

読み終えましたー。

読み終えたというより、読み終えちゃった。

本当は少しずつ、じっくりゆっくり楽しもうと思っていたのに。止まらない止まらない。

結局一気読み。
4時間。
面白かった。。。

 

逆風に抗い続けた棚橋と中邑

格闘技ブームと度重なるアントニオ猪木の強権により暗黒期に入った新日本プロレス。その運命は、入団して間もない2人の若者に委ねられます。

 

棚橋弘至と中邑真輔。

 

「ストロングスタイルなど幻。プロレスはお客さんが全て」と考える棚橋弘至。

「選ばれし神の子」として考える暇すら与えられず、用意された道をひたすら歩む中邑真輔。

 

共に若手の有望株ではありますが、”月と太陽”と称されるほどの似て非なる2人。

 

棚橋は「新日本のリングに格闘技は必要無い」としてプロレスに打ち込みました。  

中邑は「プロレスの誇りのために」と格闘技のリングに上がりました。

 

「全ては新日本プロレスのため」

という思いだけは一緒です。

 

しかし、そんな2人を待ち受けていたのは逆風に次ぐ逆風。

本来ならば背負う必要のないものまで背負わされた若手レスラー。方法や思考は違えど、一生懸命「やれることをやる」に徹しますが。

そんな2人を嘲笑うかのように、現実はどんどんと悪化していきます。

止まらない客離れ。
鳴り止まないブーイング。
先輩レスラーからの嫉妬。
お互いへのジェラシー。

最悪なんて言葉では足りないくらいの状況。2人は一体なぜこんな時代に生まれてしまったのか。

 

それでも。

 

棚橋弘至は諦めない。
中邑真輔は挑み続ける。

 

あの頃の新日本プロレスにとって唯一の希望と言えた、2人のプロレス再生物語。

 

そんな感じっす。

 

ブーイングをしていた自分を殴りたい

いやー。

思わず読んでいながら「これでよく立て直せたなぁ」などと改めて感じてしまうほど。

本当に最悪でしたね。新日本プロレス。

 

てかもう、ごめん!
オレ、ブーイングしてた!
めちゃくちゃしてた!

タイムマシンがあったらすぐに遡って、ガラガラの客席で踏ん反り返ってるオレをぶん殴ってやりたい。

 

読んでて「あー!!もう!!!バカ!俺のバカ!」ってなりましたよ。

お恥ずかしいっす。。。

 

まあ、言っても棚橋と中邑ですから。

著書もありますし2人について書かれた本や記事もたくさんあるとは思いますが。

 

これ、いいっすよ。

 

現在の言葉、当時のインタビューや連載、先輩レスラーや知人らの言葉も交えながら棚橋と中邑を中立的に書いてくれてます。

2人の生い立ち、新日本プロレスの流れ、格闘技ブームとアントニオ猪木、ユークスとブシロード。

すべてを網羅してくれているので「これどういうこと?」ってのが無いです。

 

私としてはですね。
現役ファンの方にはもちろんなんですけど。

「プロレス?うーん、昔は見てたなぁ」

「棚橋とか中邑とか、あの辺から見なくなった」

こういう方々に読んでいただきたい。
たくさんいるでしょ?
私の周りにだっています。

 

とは言ってもね。プロレスへの興味を失っている人に向けて400ページ超の本ってのは、なかなか難しいとは思いますが。

それでも私は勧めますよ。

 

あの頃のプロレスファンとしての贖罪。今の私に出来ること

私は今「プロレスが好きな飲食店のマスター」という職権を乱用して。

個人的に【もう一度プロレスと棚橋を見て下さい運動】を地道に行っているのです。

元プロレスファンのお客さんからの「最近のプロレスはどうなの?」という質問に対しての返しは全て「棚橋がんばってますよー!」にしてるのです。

「最近のプロレスは全然わからない」なんて言ってる人にでも、棚橋・中邑ならギリギリ通じる。

「内藤凄いんですよ!」
「今はオカダってのが・・・」

この入り口だと「へー、そうなんだー」と、私の話を聞くだけにしかならないんですけど。

棚橋から入ると「え〜?棚橋ぃ〜?」という、生の感情を引き出す事が出来る。

なんか悪い例えで申し訳ないんですけど、残念ながらあの時期に離れたファンの反応って大体がこれなのです(私調べ)。

だからこそこっちは、その根底から変えてやろうと思うのです。きちんと棚橋弘至を知れ!と。その上で興味を持たせたい。

オカダや内藤やケニーの名前を挙げて、今の新日本がいかに華やかで人気があるか。それだけを説明するのはとても簡単ですけど。

 

棚橋・中邑が矢面に立たされていた時代を無しにしてはいけない。

 

あの時代とこの2人抜きで新日本プロレスを紹介してはいけない。

暗黒期があってこそのオカダであり、内藤であり、今の新日本プロレスなのであるという事を伝えたいのです。

 

それが棚橋にブーイングを飛ばしていたことへの贖罪。と、勝手に思ってます。

 

そんなわけで。

 

「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」

下手な自己啓発書よりもよっぽど実践的で心にも響きます。

プロレスファン問わず、1人でも多くの人に読んでいただきたい一冊です。

 

それではでは、こぼりたつやでした。

 

 

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